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それを作る人、食べる人、その店のたたずまい、店のあるまちの風景、それらすべてのなかにある「京都らしさ」を、書きたかったのです。
おばんざいや懐石など代表的な「京の味」のうら側で、脈々と市井に息づいてきた昔ながらの京都の町中華。時代の流れのなか減少しつつある町中華をアーカイブしながら京都の歴史をさかのぼることを目的に誕生したのが本書『京都町中華倶楽部』。二号から三年近くの月日を経た第三号では、壬生エリアと餃子を特集。かつて物流と交通の要衝だった名残をたどり京都の近代化の道すじをうかがい知る壬生エリアの歴史、40ページ超のサイレント漫画で表現される七本松通の「ぎょうざの店 龍園」の魅力、味・価格ともに現在の京都人の基準となっている「王将」文化と王将以前の町中華における餃子、その販売店のジャンルと価格表、そして昭和映画のなかの町中華など、充実の内容を収載した第三号。