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中国大陸を漠然としたイメージではなく、手触りのある風景や営みの束として考えてみたい。それは巨大な大地のうえにひしめく「もの/こと」と対話し、その厚みや、それらが結ばれる関係の網目と出会うことだ。表面をなぞるのでもなく、学術論文ほどに潜り込みすぎることもなく、浮き沈みしながら夢見ていたい。そのように中国大陸を日本から照らすことは、ひるがえって日本を再びみつけることにもつながるはずだ。(本書「起港ー創刊の言葉」より)
異分野の研究者・表現者・実践者が集まって中国大陸を旅し、そこでの手触りを写真、詩、論考などそれぞれのやり方で描き、束ねたものとしての文化誌。「大陸之色」と名付けられた創刊号では、禅・建築・染色を生業とする者たちが集まり、福建省、浙江省、河南省、広西壮族自治区の4つの地域をとりあげます。また、そのあいだには「禅宗遡行」「現代中国建築」などの章立ても設け、建築、思想、食文化などを通して”気の遠くなるほどの茫洋とした時間と空間”がひろがる中国大陸に息づくさまざまなかたちを探ります。人文学的/学術的な内容も含みながら、ビジュアルブックとしても大いに楽しむことのできる、バリエーション豊かで的確なエディトリアルデザインは、「文化誌」というジャンルのこれからの可能性を感じさせます。フルカラー、テキストは日中バイリンガル。
Chapter 1 福建省
華林寺
涌泉寺
コロンス島
南普陀寺
断章 大紅袍とライチ
東海食聞録 僧侶の胃袋フィールドノート福建編
Chapter 2 浙江省
西湖
飛来峰
霊隠寺
断章 11の話
手帖 世界最大級の布市場―柯橋生地市場へ
東海食聞録 僧侶の胃袋フィールドノート浙江編
Chapter 3 禅宗遡行―曹洞宗から
語録 禅を知る十二の言葉
天童寺
阿育王寺
少林寺/達磨洞
白馬寺
永平寺
随筆 坐禅と洞窟についての覚え書
小冊 これからの坐禅
Chapter 4 河南省
龍門石窟
嵩岳寺塔
断章 獣になった酒器
手帖 大陸建築装飾採集
手帖 白酒手帖
東海食聞録 僧侶の胃袋フィールドノート河南編
Chapter 5 現代中国建築
中国美術学院象山校区
論考 同源異構―ペイ/王澍/劉家琨
陽朔シュガーハウス
論考 陽朔糖舎
Chapter 6 広西壮族自治区
漓江
晒衣節
田間閣
断章 壮族の山歌
東海食聞録 僧侶の胃袋フィールドノート広西編
| 編集 |
塚本貴文 |
| 発行 |
東海紀行 |
| その他 |
165mm ×250mm / 304ページ / 並製本 |
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