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私が立っているこの場所は過去に、誰かに、どのような風景として映っていたのだろう。
個人のある時期の「よく行く場所/道」を地図上になぞり、その理由や習慣を聞くことで場所にまつわる小さな記憶やエピソードを取り出す「日常記憶地図」というメソッドを考案・実践するサトウアヤコさんによる冊子。
本書では、一九六〇年代から二〇一九年までの東京の深川・清澄白河の記憶を、土地に住む八人から聞き取った十編のエピソードに、当時の動線を描きこんだ地図や、エピソードに登場する場所の写真などをくわえ、さらにはサトウさんがその記憶をなぞりながら現在の土地を歩いたレポートを付しています。
川や公園、商店街や通り、図書館や美術館など同じエリアの場所に紐づいた、サトウさんが「弱い記憶」と呼ぶ極私的なエピソードは、ガイドブックや資料からは浮かびあがらないであろう個人のなかにある風景、場所の記憶を読む人に思わせます。
自分の生まれ育った土地がどのように自分のなかに息づいているのか、他者の視線を通していま目の前にある風景とどのように向き合うことができるのか。時間の流れのなかにある場所と人の関係にゆっくりと目を向け、いつもの風景にあらためて出会いなおす端緒に。
著者 |
サトウアヤコ |
編集 |
竹内厚 |
その他 |
40P / A4冊子 |
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