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お互いに知らない者たちが行き交い、新しい出会いが生じる「街」。私たちが暮らす街が、より生き生きとするには、いま、何が必要か?
〈編集グループSURE〉創設者で、京都市中小企業診断士として60年代から90年代の京都市内の商店街をくまなく歩いた北沢恒彦氏の『自分の町で生きるには』(晶文社,1981)から半世紀近く、1996年生まれの女性研究者・和田 蕗さんによる、あたらしい「商店街」へのまなざしと、そこからとらえられる都市の歴史。
学生時代から町づくりの活動に関わり、都市史・建築史を専門としてきた和田さんは、とくに小売市場(いちば)の歴史に着目し、街の人びとへの聞き書きや資料探索を重ねてきたといいます。北沢恒彦が残した膨大な商店街診断の報告書を整理・展示した「まちの診断師 北沢恒彦」展(2025年、京都工芸繊維大学美術工芸資料館)も担当され、先行者としての北沢の資料を読み解きながら「出町商店街」をはじめとした京都の商店街の成り立ちを具体的に明らかにしていきました。
ふだんの暮らしのなかに溶け込んでいるものの/溶け込んでいるがゆえ、誰にも記録されることなく、時代とともに移りゆき、その歴史も忘れ去られてしまいがちな「商店街」と、そこに生きる商人たちの工夫や努力、買い物客たちの好みや行動の変遷から見えてくる都市についての知見を共有します。いつもの座談会方式で和田さんを囲むのは、出町エリアで発祥した伝説的な喫茶店「ほんやら洞」歴代の運営に関わった中尾ハジメさん、郷田瑞昌さん、黒川創さんらと、いま現在この街に工房を構える編集グループSUREの面々。
より主体的に街とかかわり、自分ごととしてとらえられる街への目線をはぐくむ助けとなる本。
| 著者 |
和田蕗 |
| 発行 |
編集グループSURE |
| その他 |
四六判 / ソフトカバー / 192ページ |
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