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大学卒業後から定年退職まで教師一筋の人生を送ってきた80代の著者が、映画『「生きる」大川小学校 津波裁判を闘った人たち』を観て衝撃を受け、自ら上映会を企画し、500席以上のホールを満杯にするまで。
著者に上映会の経験はなし。パソコン、スマホなどのデジタル機器はてんで苦手な超アナログ派。考えうる宣伝方法はもっぱら「口」だけ。それでもこの映画を大勢の人に届けたいという強い意志のもとに動きはじめると、その熱意はどんどん彼女の周囲に伝播し、様々な協力者があらわれ、誰も予想しなかった結果を迎えました。一見無謀な行動の根源には、彼女が若き日に体験した学校事故の辛い記憶と、今も繋がりのある元教え子たちの存在、なかでもある生徒への強い想いがありました。上映会前後の約2年にわたる活動の日々を綴った本文に、協力者のことばや観客のアンケートなどを収めた別冊を付した2冊組。東日本大震災から15年という節目の年に、元教師の視点からこの大きな出来事を見直す。人びとの声が多重的に響き合うよう構成された、この15年を振り返るに相応しい内容です。
[本冊]B6判 / 112P[別冊]B6判 / 28P