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大阪の下町に生まれその風土と言葉に創作上の根を置き、詩人、小説家、批評家として日本の文学界で活躍、いっぽうで家父長制的で男性優位の社会に対し、果敢に懐疑と異議申し立てを向ける戦闘的な論者でもあった富岡多惠子。 70代なかばで一転して、長い沈黙に入った彼女は、なぜそうした生きかた、仕事のしかたを選んだのか? 日本文学研究者・荒井とみよ、交流が深かった作家・黒川創に加え、翻訳者・斎藤真理子やフランス文学者・宇佐美斉らによる愉快で活発な議論を通して、没後2年を迎えた稀代の女性作家の生涯にわたる仕事の全容解明を試みる清新な一冊。