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堀川五条の交差点 歩道橋から西の空 未来が一瞬で ここまで駆け抜けてくるのが見えた
京都在住の音楽家・詩人によるセルフパブリッシング詩集。二行詩や四行詩も含め50編を収載。新潮文庫でおなじみの天アンカット(本の天を裁断せずそのまま残すこと)、右と左でアシンメトリーな点線を描くカバーの活版印刷の意匠など、こだわりを感じる著者自身のデザインによる装丁で、印刷は同じ京都の修美社が担います。金沢の出版社「龜鳴屋(かめなくや)」の忘れられた詩人を発掘し紹介する「置き去り詩人文庫」シリーズのスタイルにも影響を受けたという、フォーキーでブルージーかつ洗練された魅力も放つ詩集。鴨川、桂川、天神川、疏水や堀川五条など、京都の何気ない場所で詠われた詩をおなじ街で読み、共通の場所を通して視線を交わすことができるのはここに住み暮らす者の特権。