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きれいな声の 優しい丸顔のあなたが何かを隠していたとは思わないあなたは詩では怖いほど正直だったから ── 谷川俊太郎
茨木のり子とともに、戦後女流詩人の草分け的存在の詩人・石垣りん。本書は彼女が勤務先の日本興業銀行の手帳に書きつけてきた日記をカラー複写した異色の日記本。何時に起き、どこに行き、誰と会い、何を買ったか。鉛筆で書き込まれた37歳から78歳までの日々の抜粋、達筆の楷書で淡々と綴られた日常から、「社会詩」「生活詩」と謳われた詩作が生まれた背景を窺い知ることのできる一冊。巻頭に、本書の刊行を待たずして旅立った盟友である谷川俊太郎の言葉、巻末にエッセイストの関容子、詩人の高橋順子が石垣りんについて綴った文章を収めます。手帳のサイズ感を模したような造本が手に馴染みます。保存版となる資料性の高い直筆日記本。